最強のクレジットカードを2枚持てば、カードでの支払いに困らなくなると紹介されているけど、どのカードが自分にとっての最強なのか分からなくて困っていませんか。
多すぎる情報の中から正しい情報を得ることに疲れたり、面倒さを感じているかもしれません。
そんなあなたに、9,000種類以上あるクレジットカードの中から、「最強の2枚」の選び方を以下の流れでご紹介します。
一般的な例として最強の2枚になるクレジットカードもご紹介しますが、始めの選び方さえ覚えてしまえばあなた自身で簡単に組み合わせができるようになります。
「こういう条件で選べば良いんだ……」と理解が深まるため、今後ライフスタイルの変化に合わせて持つカードを変えたい方には覚えておいて欲しいです(ブックマークして気になった時に見返すのもアリ)
還元率や優待・特典などの条件の良さも重要ですが、発行しているカード会社の安定性や歴史も考えて厳選したので、是非参考にしてください。
1. 最強のクレジットカードを2枚選ぶ際に重視すべき6つの条件
2章・3章で多くの方にとって最強のクレジットカードとなる2枚の組み合わせをご紹介しますが、あなたのライフスタイルによっては必ずしも最強とは言えないこともあるでしょう。
ここでは最強のクレジットカードを2枚選ぶ際に重視すべき6つの条件とその理由をご紹介します。
- ブランド
- 年会費
- 還元率
- カード会社の安定性や歴史
- Apple Pay/Google Payの電子マネー
- タッチ決済・コンタクトレス決済対応の有無
この条件を覚えておくと、今後のクレジットカード選びに役立つでしょう。
ブランド
お店やネットで支払いをするためには対応している国際ブランドが付いていないと使えません。
最強の組み合わせで考えると、VISA・Masterdcardのどちらかは最低1枚と、特典や優待によってJCB・AMEX・Dinersのいずれかで2枚持ちが望ましいです。
もちろんVISA・Masterdcardの2枚持ちでも良いですが、JCB・AMEX・Dinersで2枚持ちをしてしまうとお店やサービスで利用できない機会が増えやすいので避けましょう。
どのブランドを最初に持てば良いか分からない方は、Masterdcardがおすすめです(VISAだとコストコで使えません)
年会費
基本的には無料になっているカードを選ぶのが無難です。
しかし、あなたのライフスタイルによっては年会費を数万円払っても、その金額の倍以上の特典や優待を受けられることが珍しくないのが有料クレジットカードの特徴です。
これまでカードに年会費を払うことが馬鹿らしい・損をするだけなどと見向きすらしていなかった方も、次のどれかに当てはまるなら有料カードもチェックし直した方が良いでしょう。
- レストラン・料亭などで外食が多い
- 飛行機に乗る機会が多い
- ホテルに宿泊する回数が多い
- カード支払額が年間で100万円を超える
- 予定していたコンサートや観劇などを急な不都合でキャンセルすることがある
- 購入した家電製品が保証期間を少し過ぎてから故障などしてしまうことがある
- レジャー施設や百貨店などでカード会員限定の特別なラウンジを利用したい
- 秘書的なサービスを利用したい(希望する外食先の検索・予約や急な移動や宿泊時のチケットの手配、レア商品の販売先が知りたいなど)
3章で年会費有料クレジットカードで最強の2枚の組み合わせをご紹介しますが、上記条件に当てはまる他のクレジットカードを知りたい方は下記の記事も参照してください。
クレジットカード付帯保険に関する全知識|カードだけでも安心!
還元率
最強の要因として還元率の高さは欠かせない一部ですが、どんな場所で使っても高還元率というクレジットカードはとても少なく、あっても年会費が高額で元を取るためにそれなりの利用金額を要求されることもあります。
あなたのライフスタイルに合わせて、支出に占める割合の大きいお店やサービスで還元率が高いカードを2枚組み合わせて使い分けするのが1つの最適解です。
また、いくら還元率が高くても使い道に困る場合もあります。
そのため、多少還元率が下がってもよく利用する共通ポイント(dポイント、Pontaポイントなど)が貯まるカードやキャッシュバック式のカードを選ぶと良いでしょう。
カード会社の安定性や歴史
そのクレジットカードを発行しているカード会社の安定性や歴史の長さなども意外と重視すべき条件の1つです。
利用者にとってメリットの大きい還元率の高さや優れた特典などは、還元率を下げられたり特典そのものがなくなるなどの“改悪”が中小カード会社では起こりやすいです。
また、クレジットカードそのものが新規募集停止になるなど、長く安定してサービスを受けられない可能性も高くなりやすいです。
そのため、いわゆる「老舗」や「大手」と呼ばれるカード会社から選ぶ事は重要です。
Apple Pay/Google Payの電子マネー
人によりけりですが、2枚持ちをするのであればApple Pay/Google Payで使える電子マネーの種類が異なっている方が、使えるお店やキャンペーンへ参加する機会を増やせます。
iD | QUICPay | QUICPay+ | |
使えるお店・台数(数値は2024年3月執筆時点) | 約230万台以上 | 約205万ヵ所以上 | |
支払い上限金額 | カード利用枠 ※店舗によってあり | 2万円まで | カード利用枠 ※店舗によってあり |
支払い上限金額その他制限 | d払い(iD)は3万円/月まで | ー | JCBは3万円(税込) |
主なカード会社 | 三井住友、NTTドコモなど | JCB、アメリカン・エキスプレス、セゾンなど |
支払い金額の上限はカードの枠と同じと紹介されていますが、実際には3万円を超える決済はできないことが多いので注意してください。
また、カード会社によってもブランドによって対応する電子マネーが異なったり、Google Payには対応していないなどの違いもあります。
そため、気になる方は作る時にそのカードがApple Pay/Google Payに対応しているか、使える電子マネーの種類は何か確認してから申し込みましょう。
タッチ決済・コンタクトレス決済対応の有無
VISA・Masterdcard・AMEXなどカード本体に決済マーク(Wi-Fiマークが右向きになったようなデザインのマーク「正式名称:リップルマーク」)が付いていると、対応しているお店でカード支払いをする端末にかざすだけで決済ができます。
利用できるお店や場所の数が先にご紹介したApple Pay/Google Payの電子マネーに比べて少ないため、選ぶ時の重要性はそんなに高くないです。
しかし、最近はお店や電車・バスなどの交通機関で急速に利用できる場所が増えていて、キャンペーン特典が増えてきているため、お得にカードを使いたい方は気にしても良いでしょう。
【参考情報】最後の決め手として券面の色やデザインで選ぶのもアリ
ここまで挙げたように、支払い手段としての使いやすさや年会費・還元率・優待などのコスパなどの機能面をゴリゴリに重視して最強の2枚を選ぶのも良いですが、ぱっと見のカード券面の色やデザインで選ぶのも大事な判断材料の1つです。
プラチナカード・ブラックカードなどグレードの高いカードに使用されている事の多い黒・白を基調にした券面や、高級感を感じさせるデザインは自身の満足度を高めやすいと共に、他人に見られた時に好印象を受けやすいです。
一部のハイステータスカードではチタンなど金属製でできており、支払い時や落とした時の音などで明確に他人の違いをアピールできて、最強のクレジットカードを使っている実感を得られるでしょう。
1章まとめ
最強のクレジットカードを2枚選ぶ際に重視すべき6つの条件とその理由をご紹介しました。
2章以降では最強の2枚になる組み合わせをご紹介しますが、上記でメリットを説明してもクレジットカードに年会費を払う事に抵抗を感じる方は少なからずいらっしゃると思います。
この記事では年会費無料と有料に分けて最強の2枚になるクレジットカードの組み合わせをご紹介します。
年会費無料のクレジットカードで最強の2枚になる組み合わせを知りたい方は2章へ
年会費有料のクレジットカードで最強の2枚になる組み合わせを知りたい方は3章へ
2. 年会費無料のクレジットカードで最強の2枚になる組み合わせ
1章で紹介したクレジットカードの中から最強の選び方を元にした年会費無料カードの組み合わせは下記の通りです。
VISAまたはMastercard | JCBまたはAMEX |
『三井住友カード(NL)』 VISAのみ:『Oliveフレキシブルペイ 一般』 | 『JCB CARD W』『JCB CARD W plus L』 ※40歳以上の方は『JCBカード S』 |
『三井住友カード(NL)』 VISAのみ:『Oliveフレキシブルペイ 一般』 | 『セゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カード』 |
『三井住友カード(NL)』を軸に『JCB CARD W』『JCB CARD W plus L』か『セゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カード』を組み合わせて使えば最強の使い勝手の良さを実感できるでしょう。
『三井住友カード(NL)』
『三井住友カード(NL)』は、ナンバーレスカードで安心してキャッシュレス決済を行える年会費永年無料のクレジットカードです。
1章で紹介した最強のクレジットカードの選び方の項目は下表の通りです。
数字・対応の有無など | |
ブランド | VISA・Mastercard |
年会費 | 永年無料 |
還元率 | 0.5%〜7% |
カード会社の安定性や歴史 | ◎ |
Apple Pay/Google Payの電子マネーの種類と対応 | iD(◯/◯) |
タッチ決済・コンタクトレス決済対応 | ◯ |
最強の1枚と選抜した理由はブランドがVISAまたはMastercardを選べるため、年会費無料のクレジットカードの中で1枚は持っておくと広くどこでも使える便利さがあるためです。
対象のコンビニ・飲食店など利用者の日常生活に沿ってポイントを得られやすく、SBI証券で投資信託をつみたてでカード払いしてもポイントがもらます。
このように、カード会社の中でも50年以上の歴史がありながら、時代に合わせて特典・優待が進化しているのも安心して利用できます。
『三井住友カード(NL)』公式ページ:
『Oliveフレキシブルペイ 一般』は制限があってもポイントなど還元重視の方におすすめ
2023年3月1日より『Oliveフレキシブルペイ 一般』が発行されました。
公式ページで発表されている情報を元に下表で比較しましたが、『三井住友カード(NL)』に比べてメリットが多くなります。
『Olive 一般』 | 『三井住友カード(NL)』 | |
国際ブランド | VISAのみ | VISA・Mastercard |
家族カード | あり | あり |
引き落とし口座 | 三井住友銀行のみ | 他の銀行も可能 |
Vポイントアッププログラム(対象のコンビニ・飲食店での利用時) | 最大+8%のVポイント | ー ※いずれかのOliveカードを作成し、SMBC IDを紐づければ同じ還元率が適用 |
Oliveアカウントの選べる特典 | 給与・年金受取200Pなど1〜2個選択 | ー |
支払い先による還元率の変動 | あり(デビットカードと処理され、下がる可能性も) | なし |
電子マネーiD支払い | デビットカードのみ ポイント優遇対象外 | クレジットカード ポイント優遇あり |
支払い日 | 26日のみ | 10日または26日 |
追加カードの発行 | 三井住友カードWAONなど一部不可 | 全て作成可 |
ATMでの1円単位のリボ払い返済 | 不可 | 可能:三井住友銀行・三菱UFJ銀行※・りそな銀行※の有人店舗ATM ※店舗・機種によっては不可 |
支払い日や引き落とし口座などのこだわりがなければ、『Oliveフレキシブルペイ 一般』の方がより多くポイントがもらえるなどの優遇を得られます。
『JCB CARD W』『JCB CARD W plusL』
『JCB CARD W』『JCB CARD W plus L』は39歳以下の人が作れるJCBが直接発行している年会費永年無料のクレジットカードです。
1章で紹介した最強のクレジットカードの選び方の項目は下表の通りです。
数字・対応の有無など | |
ブランド | JCB |
年会費 | 永年無料 |
還元率 | 1%〜5.5% |
カード会社の安定性や歴史 | ◎ |
Apple Pay/Google Payの電子マネーの種類と対応 | QUICPay(◯/◯) |
タッチ決済・コンタクトレス決済対応 | ◯ |
最強の1枚と選抜した理由は純国産決済ブランドのJCBが直接発行しているため、募集停止や条件の改悪が起きにくく長く安定して利用しつづけられる安全性が高いためです。
また、JCBオリジナルシリーズ優待店に指定されている下記のような店舗では最高10.5%のポイントが還元されるなど、普通に利用していてポイントが貯まりやすいことも高評価です。
- スターバックス(Starbucks eGift)の購入分:10.5%
- セブン-イレブン:2%
- Amazon:2%
『JCB CARD W』『JCB CARD W plus L』公式ページ:
https://www.jcb.co.jp/promotion/ordercard/w/
40歳以上の方は『JCBカード S』がおすすめです。
『セゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カード』
『セゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カード』はデジタルカードだとナンバーレスカードでセキュリティが高いクレジットカードです。
1章で紹介した最強のクレジットカードの選び方の項目は下表の通りです。
数字・対応の有無など | |
ブランド | AMEX |
年会費(税込) | 無料:初年度・前年1回以上のカード利用 1,100円:前年にカードの利用がない場合 |
還元率 | 0.5%〜2%※ |
カード会社の安定性や歴史 | ◎ |
Apple Pay/Google Payの電子マネーの種類と対応 | QUICPay(◯/◯) |
タッチ決済・コンタクトレス決済対応 | ◯ |
※年30万円に達する引落月までが対象
最強の1枚と選抜した理由は、60年以上の歴史があるカード会社が発行しており、永久不滅ポイントという有効期限がなく利用先の広い仕組みが非常に優れている点です。
通常のポイント還元率は0.5%ですが、下記の通り日常生活での利用で高還元を得られやすいため、メインカードに近い使い方もできます。
- 電子マネーQUICPayの支払いでいつでも永久不滅ポイント2%*(マイル還元率JAL1%以上、ANA1.2%以上)
- アメックスキャンペーンでコンビニやAmazonなどの利用でキャッシュバックされる
『セゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カード』公式ページ:
3. 年会費有料のクレジットカードで最強の2枚になる組み合わせ
1章で紹介したクレジットカードの中から、最強の選び方を元にした年会費有料カードの組み合わせは下記の通りです。
目的 | VISAまたはMastercard | JCBまたはAMEX |
ポイント還元率 | 『三井住友カード プラチナプリファード』 VISAのみ:『Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード』 | 『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』 |
ステータス&特典 | 『Mastercard Black Card』 | 『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』 |
JALマイル高還元率 | 『JALカード TOKYU POINT ClubQ』 | 『セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』 |
ANAマイル高還元率 | 『三井住友カード プラチナプリファード』 VISAのみ:『Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード』 | 『ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールドカード)』 |
JALはセゾンプラチナの年会費が気になる方は『セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード』に年会費9,900円(税込)の「SAISON MILE CLUB」の組み合わせもおすすめです。
ANAは航空券の購入などANAグループでの利用額が年100万円以上を超える方は『ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』の組み合わせもおすすめです。
ポイント還元率を重視
どちらも基本ポイント還元率が1%な事に加えて、特約店などでの利用でボーナスポイントがもらいやすいです。
そのため、高額決済をする方は還元されるポイントだけで年会費以上に得をする事も珍しくありません。
『三井住友カード プラチナプリファード』
『三井住友カード プラチナプリファード』は三井住友カードが発行するポイント還元に特化した新しいVISAのプラチナカードです。
1章で紹介した最強のクレジットカードの選び方の項目は下表の通りです。
数字・対応の有無など | |
ブランド | VISA |
年会費(税込) | 33,000円 |
還元率 | 1%〜10% |
カード会社の安定性や歴史 | ◎ |
Apple Pay/Google Payの電子マネーの種類と対応 | iD(◯/◯) |
タッチ決済・コンタクトレス決済対応 | ◯ |
最強の1枚と選抜した理由は、ブランドがVISAなので広くどこでも使える便利さです。
また、以下のようなボーナスポイントをもらえる機会が多く、結果高還元率となり年会費以上に得をしやすいからです。
- 40,000ポイント:入会月の3ヵ月後末までに40万円以上の利用
- +1~9%相当の還元率:プリファードストア(特約店)での利用
- 最大+40,000ポイント:毎年、前年100万円の利用ごとに10,000ポイントプレゼント(最大40,000ポイント)
- +2%相当の還元率:外貨ショッピング利用特典(海外での利用のみ対象)
特約店は高還元率な宿泊予約サイトの他に、百貨店やコンビニ、マクドナルドのようなファーストフード・スターバックスなどのカフェ、スーパーやドラッグストアが対象でボーナスポイントを合わせると最高還元率は10%に達します。
Visaタッチ決済にも対応しており、SBI証券で5万円/月までクレジットカードで投資信託を積立した場合5%の還元率分ポイントも貯められるなど、時代の変化にも素早く対応する柔軟性も兼ね備えている1枚です。
『三井住友カード プラチナプリファード』公式ページ:
『Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード』は制限があってもポイントなど還元重視の方におすすめ
2023年3月1日より『Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード』が初年度年会費無料で発行されました。
公式ページで発表されている情報を元に下表で比較しましたが、『三井住友カード プラチナプリファード』に比べてメリットが多くなります。
『Olive プラチナ』 | 『プラチナプリファード』 | |
年会費(税込) | 33,000円 初年度年会費無料 | 33,000円 |
国際ブランド | VISAのみ | VISA・Mastercard |
家族カード | あり | あり |
引き落とし口座 | 三井住友銀行のみ | 他の銀行も可能 |
Vポイントアッププログラム(対象のコンビニ・飲食店での利用時) | 最大+8%のVポイント | ー ※いずれかのOliveカードを作成し、SMBC IDを紐づければ同じ還元率が適用 |
Oliveアカウントの選べる特典 | 給与・年金受取200Pなど2個選択 | ー |
支払い先による還元率の変動 | あり(デビットカードと処理され、下がる可能性も) | なし |
電子マネーiD支払い | デビットカードのみ ポイント優遇対象外 | クレジットカード ポイント優遇あり |
支払い日 | 26日のみ | 10日または26日 |
追加カードの発行 | 三井住友カードWAONなど一部不可 | 全て作成可 |
ATMでの1円単位のリボ払い返済 | 不可 | 可能:三井住友銀行・三菱UFJ銀行※・りそな銀行※の有人店舗ATM ※店舗・機種によっては不可 |
支払い日や引き落とし口座などのこだわりがなければ、『Oliveフレキシブルペイプラチナプリファード』の方がより多くポイントがもらえるなどの還元を得られます。
『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』
年会費有料のアメックス(と言ってもAMEXが直接発行しているカードは全て有料ですが)の中でポイント還元率で最も優れているクレジットカードは『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』です。
1章で紹介した最強のクレジットカードの選び方の項目は下表の通りです。
数字・対応の有無など | |
ブランド | AMEX |
年会費(税込) | 49,500円 |
還元率 | 1%〜6%※ |
カード会社の安定性や歴史 | ◎ |
Apple Pay/Google Payの電子マネーの種類と対応 | QUICPay(◯/ー) |
タッチ決済・コンタクトレス決済対応 | ◯ |
※Marriott Bonvoyロイヤルティプログラム参加ホテル利用時
最強の1枚と選抜した理由は、170年以上の歴史があるカード会社が発行しており、カードを利用していれば実質有効期限がないポイントが次のように使い道が便利すぎて、アメックスの社員が保持しているカード1位とも噂されている(旧SPGカード)からです。
- Marriott Bonvoyロイヤルティプログラム参加ホテルの無料宿泊特典に使える
- JAL・ANAを含む39社の提携航空会社マイレージに最高1.5%のマイル還元率で交換できる
2年目以降年会費を払って前年150万円以上のカード利用でシェラトンやウェスティンなどの有名高級ホテルでも使える宿泊無料特典がもらえるため、年会費以上のメリットを直接実感しやすいです。
年に1回以上ホテルに宿泊したり飛行機に乗る機会がある方ならその後の人生の豊かさを変える力がある稀有な1枚と言っても過言ではないクレジットカードです。
『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』公式ページ:
https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/marriott-bonvoy-premium/
ステータス&特典を重視
招待なしで作れるプラチナカードの中ではどちらも最高峰のステータスがあります。
カードを持っている方にしか使えない特典は、単純にお金を持っているだけでは入れない催し物やコミュニティなどに参加できたり、間接的にあなたの社会的地位を示すのに役立ちます。
『Mastercard Black Card』
年会費有料のMastercardブランドのクレジットカードの中では『Mastercard Black Card』(ラグジュアリーカード)が最も優れていると言えます。
1章で紹介した最強のクレジットカードの選び方の項目は下表の通りです。
数字・対応の有無など | |
ブランド | Mastercard |
年会費(税込) | 110,000円 |
還元率 | 1.25% |
カード会社の安定性や歴史 | △(創業が2008年) |
Apple Pay/Google Payの電子マネーの種類と対応 | QUICPay(◯/ー) |
タッチ決済・コンタクトレス決済対応 | △(Apple Pay登録のみ) |
最強の1枚と選抜した理由はMastercardブランドで最上位クラス「WORLD ELITE」が付くプラチナカードを招待なしで作れて、他のプラチナカードに比べて次のような特典がとても優れているためです。
- コンシェルジュサービス:メールでの回答が可能など非常に評判の良い対応
- 還元率1.25%:納税(手数料0.836%)でもポイントが同じ還元率で付く※など得をしやすい
- 事前入金サービス:事前に振込むことで最大9,999万円のカードショッピングが可能
※2024年4月6日以降はポイント進呈タイミングが変更され、条件を達成しないと半分しかもらえなくなります。
特にコンシェルジュサービスに関しては、業界でも質が高いと言われているアメックス・JCB・セゾンと比較しても最も良いと答える利用者が多いほど高評価です。
これまで紹介してきたカード会社に比べて歴史が浅い部分はありますが、逆に既存のしがらみに囚われない斬新で先進的な特典や優待を出しているのが特徴です。
ユーザー層に20代・30代の新富裕層が多い点も選択した理由の1つです。
『Mastercard Black Card』公式ページ:
『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』
『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』はAMEXが世界で初めて発行した元祖プラチナカードです。
1章で紹介した最強のクレジットカードの選び方の項目は下表の通りです。
数字・対応の有無など | |
ブランド | AMEX |
年会費(税込) | 165,000円 |
還元率 | 0.5%〜3% |
カード会社の安定性や歴史 | ◎ |
Apple Pay/Google Payの電子マネーの種類と対応 | QUICPay(◯/ー) |
タッチ決済・コンタクトレス決済対応 | ◯ |
最強の1枚と選抜した理由は、170年以上の歴史があるカード会社が発行した元祖プラチナカードとしての高いステータスは未だ世界で通用することです。
それに加えて、「高級ホテルの上級会員特典」「多くのトラブルから守ってくれる万全の保険」「超優秀なプラチナコンシェルジュ」など日常生活を快適に過ごせる特典が豊富にあるからです。
現在AMEXで最高のステータスがある『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』(ブラックカード)はこのカードを保有していないと作れないと言われているため、日本に約8,000人にしかない保有者を目指す方は必携の1枚です。
『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』公式ページ:
https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/platinum-card/
JALマイル高還元率を重視
JALマイルを高還元率で貯めたい方は、JALの航空券などJALカード特約店用に『JALカード』を1枚、サブに高還元率でJALマイルを貯められる・交換できるクレジットカードを持つと面白いほどマイルがザクザク貯まります。
『JALカード TOKYU POINT ClubQ』
『JALカード TOKYU POINT ClubQ』は下記のような利用でJALマイルやTOKYU POINTがもらえるため、最もJALマイルを貯めやすいクレジットカードです。
- 東急グループの利用でJALマイルの他にTOKYU POINTも同時にたまる
- WAONやPASMOのチャージでJALマイルやTOKYU POINTがもらえる
- ネットショッピングでTOKYU POINTがたまる
1章で紹介した最強のクレジットカードの選び方の項目は下表の通りです。
数字・対応の有無など | |
ブランド | VISA・Mastercard |
年会費(税込) | 2,200円・11,000円・17,600円 |
還元率 | 0.5%〜 |
カード会社の安定性や歴史 | ◎ |
Apple Pay/Google Payの電子マネーの種類と対応 | QUICPay(◯/ー) |
タッチ決済・コンタクトレス決済対応 | △(VISAのみ) |
最強の1枚と選抜した理由は、最初の理由と重複しますが、下記のように『JALカード』の中で優れているためです。
- ブランドがVISAまたはMastercardを選べるためほぼどこでも使える
- JALカードの中で最もJALマイルを貯められる機会が多い
- 東急線や東急グループを利用していない方でもTOKYU POINTモールを経由してネットショッピングをすることでJALマイルに交換できるTOKYU POINTを貯められる
まずは初年度年会費無料な普通カードを試してみましょう。
JALカード特約店の利用額や飛行機の搭乗回数などによって、CLUB-Aカード以上にアップグレードするとコスパ良くカードを選べます。
『JALカード TOKYU POINT ClubQ』公式ページ:
20代の方は『JAL CLUB EST』がおすすめです。
ゴールドカードですが、還元率の仕組みなどは共通しているため、より詳しい情報を知りたい方は「世界一わかりやすい『JALカード TOKYU POINT ClubQ CLUB-Aゴールドカード』解説」の記事も参照してください。
『セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』
『セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』は年会費22,000円(税込)とプラチナカードでは格安の年会費です。
1章で紹介した最強のクレジットカードの選び方の項目は下表の通りです。
数字・対応の有無など | |
ブランド | AMEX |
年会費(税込) | 22,000円 |
還元率:ポイント JALマイル | 0.5%〜1% 1%〜1.15% |
カード会社の安定性や歴史 | ◎ |
Apple Pay/Google Payの電子マネーの種類と対応 | QUICPay(◯/◯) |
タッチ決済・コンタクトレス決済対応 | ◯ |
最強の1枚と選抜した理由は、60年以上の歴史があるカード会社が発行しており、JALカード以外では最もJALマイル還元率を高くできるためです。
通常のポイント還元率は0.5%ですが、SAISON MILE CLUBに5,500円※で登録することで、下表のようにJALマイル還元率最高1.125%にできます。
※年間積算マイルが15万マイル到達で次年度年会費無料
マイル還元率 | |
ショッピング1,000円=10マイル | 1% |
2,000円で1永久不滅ポイント | 0.125% |
合計 | 1.125% |
永久不滅ポイントは通常200ポイントを500JALマイルに交換できるためこのような計算になります。
サッカー日本代表などの期間限定キャンペーン時は200Pにつき600JALマイルなど、レートが良くなる時はさらにマイル還元率が上がります。
『セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』公式ページ:
ANAマイル高還元率を重視
ANAマイルを高還元率で貯めたい方は、ANAの航空券などANAカードマイルプラス加盟店用に『ANAカード』を1枚、サブに高還元率でANAマイルを貯められる・交換できるクレジットカードを持つと面白いほどマイルがザクザク貯まります。
『三井住友カード プラチナプリファード』
『三井住友カード プラチナプリファード』は三井住友カードが発行するポイント還元に特化した新しいVISAのプラチナカードです。
1章で紹介した最強のクレジットカードの選び方の項目は下表の通りです。
数字・対応の有無など | |
ブランド | VISA |
年会費(税込) | 33,000円 |
ANAマイル還元率 | 0.5%〜5% |
カード会社の安定性や歴史 | ◎ |
Apple Pay/Google Payの電子マネーの種類と対応 | iD(◯/◯) |
タッチ決済・コンタクトレス決済対応 | ◯ |
最強の1枚と選抜した理由はブランドがVISAを選べるため、広くどこでも使える便利さがあります。
さらに、以下のようなボーナスポイントをもらえる機会が多く、貯まったVポイントは1ポイント=0.5ANAマイルに交換できるため、ANAカード以外では最もマイル還元率にできるためです。
- 40,000ポイント:入会月の3ヵ月後末までに40万円以上の利用
- +1~9%相当の還元率:プリファードストア(特約店)での利用
- 最大+40,000ポイント:毎年、前年100万円の利用ごとに10,000ポイントプレゼント(最大40,000ポイント)
- +2%相当の還元率:外貨ショッピング利用特典(海外での利用のみ対象)
特約店は高還元率な宿泊予約サイトの他に、百貨店やコンビニ、マクドナルドのようなファーストフード・スターバックスなどのカフェ、スーパーやドラッグストアが対象でボーナスポイントを合わせると最高マイル還元率5%※も可能です。
※6%:三井住友カードの発行するANAカードを所持している場合。1ポイント=0.6ANAマイルに交換できるため
ANAカードマイルプラス加盟店以外で年間100万円以上のカード利用をされる方にとっては、ANAマイルを高還元率で貯められる最強の1枚です。
『三井住友カード プラチナプリファード』公式ページ:
『Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード』では最高マイル還元率8%も可能。三井住友カードの発行するANAカードを所持している場合9.6%
『ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールドカード)』
『ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールドカード)』はJCB・東京メトロと提携して発行されているANAのゴールドカードです。
1章で紹介した最強のクレジットカードの選び方の項目は下表の通りです。
数字・対応の有無など | |
ブランド | JCB |
年会費(税込) | 15,400円/10,400円※ |
還元率:ポイント ANAマイル | 0.5%〜0.75%+α 1%〜1.56%+α |
カード会社の安定性や歴史 | ◎ |
Apple Pay/Google Payの電子マネーの種類と対応 | QUICPay(◯/◯) |
タッチ決済・コンタクトレス決済対応 | ー |
※カード年会費優遇特典適用時、還元率の+αはメトポ
最強の1枚と選抜した理由は、ゴールド以上の高ランク『ANAカード』の中で、年会費の安さと最高マイル還元率1.56%という数値のコスパが抜群に優れているためです。
東京メトロやPASMOのヘビーユーザーは言うまでもなく高還元にでき、東京メトロなどを全く利用しない方でも次のようなメリットがあるため、多くのANAユーザーにおすすめです。
- ボーナスポイント還元率が上がる仕組みがある:スマリボ設定で少額の手数料を発生、年間利用額で翌年度に加算
- ANAマイルの有効期限を延長しやすい:一度メトポに交換することで、間接的に延長できる(1割減になります)
『ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールドカード)』公式ページ:
https://www.jcb.co.jp/ordercard/teikei/ana_tome.html
年会費を安くする方法やマイル還元率を上げる方法などより詳しく知りたい方は「世界一わかりやすい『ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールドカード)』解説」を参照してください。
これからSFC修行を始める、ANAの航空券などANAグループで年100万円以上使う人は『ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』がおすすめ
ANAカードでは基本『ソラチカゴールドカード』がスペック的におすすめですが、下記のいずれかに当てはまる方は『ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』がおすすめです。
- これからSFC修行を始める
- ANAの航空券などANAグループで年100万円以上使う
なぜならANAグループでの利用はポイントが2倍となり、ANAカードマイルプラス提携店のボーナスマイルと合わせて3%の還元率になるからです。
ポイントの有効期限がないことや、カードの利用金額に合わせてANA SKY コインボーナスがもらえるのもメリットです。
ANA SKY コイン獲得プログラム | ANA SKY コインプレゼント | |
対象期間 | 毎年1月1日から12月31日の1年間 | 毎年10月1日~翌年9月末日 |
対象となる利用 | ほぼ全ての支払い※ | ANA公式ページを経由した航空券の購入(※1)、旅行商品(※2) |
カード利用額 | 300万円以上で10,000コイン(10,000円相当分) | 100万円毎にANA SKY コイン5,000コイン (5,000円相当分) |
※年会費や遅延損害金、分割払い/リボルビング払いにおける手数料、その他アメックス社が特に定める利用代金および手数料、カード利用金額集計後に加盟店からアメックス社に到着した利用分または取り消し分は対象外
※1 HIS アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク、旅行会社での予約/購入分、各空港の貨物カウンターでの航空貨物運賃の利用は対象外です。また、海外のANAカウンターおよび海外のANAウェブサイトでの利用には、一部対象外があります。
※2 HIS アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク、旅行会社での予約/購入分は対象外です。
3. まとめ
クレジットカードの中から、最強の2枚の選び方と年会費無料・有料別に組み合わせの例をいくつかご紹介しました。
最強と思えるカードは人それぞれですが、1章で示した6つの条件を重視して選ぶことで、あなたのライフスタイルに合ったクレジットカードを選択しやすくなるでしょう。
最強の2枚になるクレジットカードの組み合わせ方法は年会費別に次の通りです。
年会費無料のクレジットカードで最強の2枚になる組み合わせ
VISAまたはMastercard | JCBまたはAMEX |
『三井住友カード(NL)』 VISAのみ:『Oliveフレキシブルペイ 一般』 | 『JCB CARD W』『JCB CARD W plus L』 ※40歳以上の方は『JCBカード S』 |
『三井住友カード(NL)』 VISAのみ:『Oliveフレキシブルペイ 一般』 | 『セゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カード』 |
年会費有料のクレジットカードで最強の2枚になる組み合わせ
目的 | VISAまたはMastercard | JCBまたはAMEX |
ポイント還元率 | 『三井住友カード プラチナプリファード』 VISAのみ:『Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード』 | 『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』 |
ステータス&特典 | 『Mastercard Black Card』 | 『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』 |
JALマイル高還元率 | 『JALカード TOKYU POINT ClubQ』 20代の方は『JAL CLUB EST』 | 『セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』 |
ANAマイル高還元率 | 『三井住友カード プラチナプリファード』 VISAのみ:『Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード』 | 『ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールドカード)』 |
ANAは航空券の購入などANAグループでの利用額が年100万円以上を超える方は『ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』の組み合わせもおすすめです。
この記事でご紹介した内容やクレジットカードが、あなたにとって最強の2枚を選ぶのに役立つことを願っています。